【家作り計画#1】ハウスメーカーを決定!

家づくり計画#1 家作り

ちひろ。です。

前回の記事では一括資料請求についてお話ししました。今回は、わが家が実際にハウスメーカーを決定したときの体験談をお話ししたいと思います。

見積もり合わせは難しい

理想の工務店・ハウスメーカー選びの流れは次のとおりです。

  1. △をつけた工務店・ハウスメーカーに間取りを書いてもらい、見積もりを取る
  2. ○をつけた工務店・ハウスメーカーに間取りを書いてもらい、見積もりを取る
  3. 納得できるまで各社の見積もりを取り、費用、ヒアリング時の対応などを総合的に判断する。

しかし、わが家はこの理想の流れを全く経ずにハウスメーカーを決定してしまいました。わが家の体験談(失敗談)をお話しします。

わが家の場合、請求した資料や地元での人気度、友人の体験談などから判断した結果、既に候補を2社まで絞っていました。見積合わせが大切なことは重々承知していましたが、初めての見積もりをいきなり本命のA社に依頼してしまったのです。

私たちがA社に伝えた希望の中にインナーガレージがありました。このインナーガレージの意思疎通がうまく行かず、設計士さんの頭は『リビングから車を眺める』ことにかなり寄ってしまったようでした。結果、家事導線を含め私たちが思い描いていた間取りとはかけ離れた間取り&見積もりをいただいてしまいました。

更に追い打ちをかけるように、あと1回の手直しで仮契約をお願いしたいとのこと・・・。A社は仮契約までの無料間取り作成が2回だったようです。

このままではまずい・・・。私たちはイメージに近いインナーガレージの写真をインスタグラムで漁り、B社に向かいました。そして、単に車を眺めたいからではなく、車から玄関への導線、家事導線なども併せて設計士さんと意思共有することを意識しました。結果、B社からはかなりイメージに近い間取りをいただけました。

わが家の失敗談より…

結局、わが家はB社と仮契約することになりました。(ちなみに、B社は仮契約までに4回無料手直しを行っていただけました。)

見積もり合わせの結果は次表のとおり

A社B社
訪問
延床面積約59.8坪約62坪
間取り4LDK4LDK
大きな
平屋
外観
・ほぼ四角の本体+1台分のガレージ

・切妻屋根の本体+片流れ屋根のガレージ
帰宅導線×
・駐車場→シューズクロークのみ   
・玄関と家事室等が対角線上にあり
 とても遠い

・ほぼ理想の帰宅導線
・シューズクロークからキッチンにも
 ウォークインクローゼットにも行ける
家事導線
・洗濯脱衣室と乾燥室が隣接していない
・ウォークインクローゼットが遠い

・家事室、キッチンなどがすべて家の中央に
 まとまっている
ガレージ×
・1台分(もう1台は庭…)
・リビングから車全体を眺望

・2台分(かなりゆとりある空間)
・玄関の大きな窓から車の横顔を眺望
本体価格
(税込)
約4,200万円約3,500万円
不採用採用

A社とB社の間取りは違いすぎてもはや比較にすらなりませんでした。

後で思えば、A社で初めてヒアリングを受けたときは、こちらの希望を断片的にただ伝えるだけで、『意思共有の対話』が少なかったように思います。

まずは希望の間取りを伝える練習から!

皆さん就職活動、しましたよね?

人生を左右する面接というのは、思っている以上に緊張するもの。まずは本命以外の会社で実践練習をしてから本命の面接に臨んだ方もいると思います。

工務店・ハウスメーカー選びも全く同じだと痛感しました。希望の間取りを伝えることは非常に難しいです。まずは本命ではない工務店・ハウスメーカーに行き、自分たちの希望の間取りや生活思想を相手に正しく伝える練習をおすすめします。

まずは自分達の理想の間取りや生活思想をしっかり共有してこちらの希望をきちんと図面に落としてもらうことを意識しましょう。逆に言えば、この意思共有がうまくできない営業さんや設計士さんの場合は、その時点で切ってしまって大丈夫だと思います。好き嫌いの話ではなく、俗にいう馬が合わない、波長が合わないといった感覚的な部分も大きいです。

見積り時は仕様を合わせること

見積もり合わせの際に重要なことがあります。それは『仕様を合わせる』ということ。基本的には坪単価で費用比較をすることになりますが、あくまで条件が同じであることが前提です。

条件とは、住宅標準性能(耐震等級や気密性能、断熱性能など)、標準設備(キッチン、トイレ、風呂、外壁、ドア類、床材)などです。工務店・ハウスメーカーによって標準設備は大きく変わります。それぞれの設備について希望のランクを決めておき、標準でない場合はオプションを考慮した見積もりを取るとよいです。

これはもっと先の話になりますが、基礎、壁、屋根の都合上、金額が単純に見積もりできないところも多いです。わが家を例に取ると、子供部屋を計2坪削ったときは120万円ほど削減できましたが、リビングを2坪削っても20万円ほどしか削減できないということがありました。

リビングの床面積は削れても、基礎や屋根まで削る間取り変更ではなかったからです。また、壁に凹凸ができたために逆に費用があがった部分もありました。

間取りの検討は仮契約のあとが本番です。最初の見積もりはあくまでその工務店・ハウスメーカーの坪単価・担当者とのフィーリングを確認する目的でなるべく仕様を合わせたシンプルな間取りを書いてもらいましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました